2021.08.23神奈川県横浜市にじいろ保育園 駒岡
小さな命とつながりを感じる夏
6月から飼育を始めたカブトムシ。8月半ばから少しずつそのカブトムシの元気がないことに子ども達が、毎日のお世話を通して気づき始めました。
「今日も少ししか動かないね・・」
そこで、子ども達に提案をしました。伝えたことはカブトムシとのお別れがもうすぐ迫っていること、そこで最後カブトムシを広い空に飛ばしてあげたら喜ぶのではないかというお話をしました。子ども達からは「狭いお部屋に、ずっと居たら可哀そうだからお外に出してあげよう」という言葉が次つぎに出てきました。
カブトムシをお外に出すことにした幼児組は紫陽花ロードへ。
「カブトムシさん仲良くしてくれてありがとう」と言いながら紫陽花の木に置いてあげました。木をグングン登るカブトムシをみて「元気ななったね」「でもお別れは寂しいな」と話す子ども達。
園に帰って、飼育ケースの清掃を始めると卵から幼虫が孵化していました。
これからはカブトムシが大切に残してくれた幼虫を大切に育てようねと、幼虫の家作りを始めた子ども達です。
小さな命を皆で大切に育て、お別れの寂しさも体験しながらまた新たな命の誕生を見て喜ぶ。今、何もかもデジタル化されている現代だからこそ、子ども達に感じてほしい育ってほしい心がカブトムシの飼育で育むことができました。