2022.10.25東京都品川区にじいろ保育園 南大井
「あっ!おこめだ!」
乾燥させていた稲のさきがけと脱穀を子どもたちと行いました。あまり実ができていない状態のものもありましたが、そのような中でも一粒一粒を大切に探す子どもたち。自分たちが大切に育てたから大事にしていこうとしているのですね。
まずは、さきがけの行い方の見本を担任が見せて説明をしました。牛乳パックに稲を入れて、口をしっかりと押えながら稲を引いていくと籾がとれます。
子どもたちも協力しながら行いました。「はじめは、わたしやるね。じゅんばんだね」「あっ取れた。気持ちいい」など会話を楽しみながら、そしてお米が牛乳パックに溜まっていく様子を喜びながら行いました。
一人一人の稲の束から、たくさん取れました。今度は、ここから脱穀です。
お皿とボールを使って、籾の皮を取っていきます。なかなか取れなくて、子どもたちも力いっぱいグリグリとボールを押し当てながら、皮をむきました。自分でもむいてみようと小さな籾を手に持ち、ちょっとずつ皮をはいでいく子もいました。あれだけ小さな物の皮をむけるほど、手先が器用になっているのだなと子どもたちの成長と凄さを感じました。
やっとの思いでむけたお米。「おこめだ」と嬉しさや喜び・驚きなど色々な感情が詰まった表情を浮かべていました。「ごはんをたべるまで、これだけたいへんなんだな…」と心から実感した子どもたちでした。体験した中から、その気持ちを感じ取れる子どもたちの心の豊かさを感じます。
その思いや心を大切に受け止め、食材を大切にしていこうとする気持ちにつなげていけるような保育を取り入れていきたいと思います。
次回、実際に食べた子どもたちの感想や様子を載せたいと思います。