2023.09.14東京都板橋区にじいろ保育園 中板橋
かたつむりの成長記録
今日はうみぐみのみんなが、ふたばぐみだった時のお話です。
お外で遊ぶのが大好きだったふたばぐみのおともだち。
公園で、石の下や木の根元などを散策して、色々な虫や植物を発見して遊ぶのがとっても上手でした。
春にはちょうちょやダンゴムシ。夏にはかたつむりやセミ、バッタ。秋にはどんぐりや落ち葉なんかをみんなで探して遊んでいました。梅雨のある日、公園からちいさなかたつむりたちを連れて帰ってきました。先生と相談して、ふたばぐみでかたつむりを飼うことにしました。
かたつむりは何を食べるのか調べました。野菜を食べることを知って給食さんにお野菜の切れ端をもらいあげてみました。
「あ、葉っぱ食べてる~」「にんじんも食べてるよ!」毎日お部屋をきれいにして、新しいお野菜をあげて、大事に育てていました。
緑の葉っぱを食べると、緑色のうんちが出てきました。そして、夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬が来ました。
すると、かたつむりが動かなくなってしまいました・・・・・・・・。
調べてみると、かたつむりは冬の間は眠って過ごすことがわかりました。
動かずに眠っている冬の間も、忘れずにお世話をしました。
そして春になり、ふたばぐみのみんなは、うみぐみさんに進級しました!
お世話をしていたかたつむりたちも、一緒にうみぐみさんのお部屋にお引越しです。
うみぐみさんになった今年も、毎日お世話を続けています。
冬を越し、大きく育ったかたつむり!
ある日、だいちぐみのおともだちにも見せてあげようと、先生がだいちぐみにかたつむりを連れてきました。
にんじんの上をゆっくりと歩くかたつむり。だいちぐみのおともだち、恐る恐る手を差し伸べてみます。すると・・・・・・「あれ?なにこれ??」一緒に見ていただいちぐみの先生が何かを発見しました!!
白くて丸い小さなモノ。
なんと、かたつむりが生んだたまごでした!!!
見ていると、ゆっくりとからだの下から小さな白いたまごが出てきました。保育園で育てていたかたつむりの出産です。
保育園で育てていたかたつむり、いつのまにかお母さんになっていたようです。こんどはかたつむりのたまごについて調べました。
たまごが乾かないように注意しながら・・・・・。毎日お世話を続けながらたまごを見守りました。1週間・・・・・・。
2週間・・・・・・。
3週間・・・・・・。
何も変化がないまま日々が過ぎていきました。
みんなの不安が大きくなってきました。
そんな8月に入ったある日。
ついに、ついに、新しいいのちが誕生しました!
ちいさなちいさなかたつむり。それでも、よく見るとしっかりと触角も見えています。かたつむりを通して、いのちの大切さを経験することができた、うみぐみのおともだちたちでした。