2022.03.01東京都目黒区にじいろ保育園 八雲
☆茶道体験 ☆
2月22日(火)に、幼児クラスで茶道体験を行いました。
朝から「なにやるの?」「たくさん道具があるよ!」と興味津々の子どもたち。
まずは一列に並び、園長先生の話を聞きます。
「抹茶って知ってる?」という問いかけに「知ってる!」「食べたことあるよ!」「知らない!」と元気よく答えます。
「普通の抹茶のお菓子は甘いけれど、これは苦いんだよ」と聞いて驚く姿も。
続いて茶道についての説明です。「茶道で大切なことは、思いやりの心を持って、相手のお客様においしく楽しくお茶とお菓子を食べてもらうことだよ」と教えると、「思いやり…」と繰り返して呟く子どもたち。
次は茶道のお点前です。今回は茶道の基本である「盆手前」を行い、園長先生を正客(一番偉いお客様)として、一連のやり取りを見学してもらいました。
道具をきれいにするための「ふくさ」や、お抹茶を入れる「なつめ」、お抹茶をすくう為の「茶杓」など、盆手前をしながら一つ一つ道具について説明すると、真剣な表情で保育者の動きを見たり、復唱していました。
「お菓子をどうぞ」と園長先生に運ばれてきた本物の和菓子の「道明寺」を見て、思わず「美味しそう~」という声が上がります。
お茶碗をお湯で清めてから茶せんでお抹茶を点てると、「早い!」「シャカシャカ音がするよ!」と楽しそうな表情が浮かびます。
もてなす側の保育者がお茶碗を園長に出し、お抹茶の頂き方を教えると、そのやり取りをじっと見守ります。中には「早くやりたい!」と待ち遠しそうな子どもの姿もありました。
お点前が終わると、待ちに待った体験です。
2~3人ずつに分かれて、お菓子の頂き方とお抹茶の点て方を学び、挑戦しました。
折り紙で作ったお菓子の「道明寺」が配られると、子ども達から歓声が上がります。
「お菓子を出されたら、出してくれた人と一緒にお辞儀をするよ」「手のひらを下にして三角形を作ると綺麗なお辞儀ができるよ」と伝えると、とても真剣な表情で静かにお辞儀を返してくれました。またお菓子の食べ方の練習では、お菓子を懐紙(お菓子を乗せる紙)にのせ、菓子切りで切る食べ方と、懐紙で包む食べ方を学びました。「簡単な方でいいよ」と伝えましたが、保育者の動きを見ながら一生懸命真似してくれました!
お抹茶を点てる際も、茶筅の持ち方を真似しながら縦にシャカシャカと動かして練習しました。お茶碗を眺めたり、香りを嗅いで「お抹茶のいい匂い!」と楽しむ子ども達でした。
普段なかなか触れる機会の少ない茶道経験に、子どもたちも普段とは違う緊張感のある姿を見せてくれたうみ・そら組。今回は新型ウイルスの観点から、保育者・子ども共に飲食をすることは叶いませんでしたが、新鮮な体験を楽しむ子どもたちの姿に、保育者も感無量な1日でした!^^