2021.06.09東京都三鷹市にじいろ保育園 三鷹牟礼
「ライフワークバランスの充実と、保育の質のこと」
今日は園庭で、
思い切り泥遊びを楽しみました。
「ライフワークバランスの充実」は、
仕事や人生を充実して過ごすための土台であると思います。
一般的には「ワークライフバランス」といいますが、
東京都は「ライフワークバランス」と呼んでいます。
(ライフとワークが反対になっています)
仕事も、自分の人生や生活の充実があってこそだと思い、
私自身その考え方に共感しています。
これは職員にも同じことが言えます。
にじいろ保育園では、
職員のライフワークバランスの充実を大切にしています。
子どもたちが充実した日々を過ごすには、
職員が充実した日々を過ごせる環境が必要で、
そのためにライフワークバランスの充実は土台になります。
ですから、ライフワークバランスの充実は、
子どもたちの笑顔に繋がっていると思い、日々を過ごしています。
三鷹牟礼では、
職員の休暇の希望が反映できるようにしたり、
サービス残業なく、それでいて過度な残業がないようにしたり、
休憩をきちんと取れるようにしたり、
子どもから離れて保育の準備や打ち合わせをしたりできるように
ノンコンタクトタイムを作ったり、
交代でまとまった連休を取れる仕組みを作ったり、
育児をしながら働いている職員はライフスタイルに合った働き方ができて、お子さんが体調を崩した時には気兼ねなく休めて、
それをカバーし合える理解と風土があったり、
そういったことを大切にしていますし、難しさも感じています。
職員は責任感が強いからです。
「子どもたちのために」と
なかなか保育から離れようとしないこともあります。
でもそれを認めて何もアクションを起こさないと、疲弊をしていって、
人材が定着しなくなり、
長期的、継続的な保育の質の向上は難しくなってしまいます。
今の保育現場共通の課題の1つは、
ここにあると私は考えています。
ライフワークバランスを充実させるためには、
業務の生産性を高め、
決まり事をしっかり守る必要があるので、
かえって大変さを感じる場合もあると思います。
ただやはり、子どもたちへの保育の質、
職員自身の長期的な充実した環境を考えた時に、
そういった取り組みは必要です。
だから、私は諦めません。
「子どもたちのために」
保育から離れることが大切だというマインドがしっかり届いて、
人が人を動かすのではなく、
環境の中で自ずと人が動く(自然と保育から離れられる)
「仕組み」づくりに取り組んでいます。
職員が(もちろんやるべきことはしっかりやりながらも)
休暇をとったり、休憩をとったり、
保育から離れる時間を作ったりしていることを、
「保育の質向上のため」
「子どもたちのため」という考え方で実践しているということを、
ご理解いただけると嬉しいです。