2021.11.22東京都大田区にじいろ保育園 西馬込
令和3年度 世界の料理 ロシア
11月17日に保育園では今年度最後の世界の料理を提供しました。
今回の国はロシアです!
昼食は御飯・チキンカツレツ・オリヴィエサラダ・ボルシチ風・バナナでした。
ロシアでカツレツといえば、「キエフ風カツレツ」は外せません。
キエフ風の「キエフ」とはウクライナの首都のことで、ウクライナが起源の料理とされていますが、正確な発祥の地は不明のようです。本場のキエフ風カツレツは鶏の胸肉でバターを包み、衣を付けてカラリと揚げたもの。カツにナイフを入れると、中から熱々のバターが流れ出すそうです。保育園では鶏もも肉にパセリ粉を混ぜたパン粉を付けてカラッと揚げました。
子どもたちは「今日は大きな唐揚げ?」と目を輝かせていました!
ロシア料理の定番サラダといえば、「オリヴィエサラダ・サラダ」です。
ジャガイモやニンジン、キュウリ、ピクルス、ゆで卵、鶏の胸肉などを賽の目状に切り、マヨネーズで和えた具沢山のサラダです。首都サラダという意味の別名「サラート・スタリーチヌイ」でも知られ、比較的多くのレストランで食べる事が出来るようです。保育園では、ジャガイモ、にんじん、きゅうり、コーン、ツナをマヨネーズで和えました。角切りのポテトサラダと言うとイメージが付きやすいでしょうか。乳児クラスの子どもたちもスプーンで上手に食べていました!
使っている材料はどれもスーパーで手に入り、作り方も非常に簡単なので、ぜひご自宅でロシア料理を作ってみてください♪
そして、ロシア料理と聞いて一番に思い浮かぶのが「ボルシチ」ではないでしょうか。
もともとはウクライナ料理だったボルシチ。その特徴は何といっても、材料のビーツによる鮮やかな深紅色でしょう。ビーツとタマネギ、ニンジン、キャベツなどの野菜に、肉やハーブを加え煮込んだボルシチは、ほんのりとした甘みのあるスープです。甘みだけでなく野菜や肉の旨みも重なり、深い味わいとなっています。保育園ではトマト缶を使用し深紅色を表現しました。砂糖を少し加えることでトマトスープの酸っぱさが和らぎ子どもたちにも飲みやすい味付けとなりました!
おやつはシャルロートカでした。
このシンプルなデザートはロシアでは誰もが知っているものですが、起源は18世紀に英国で作られた「シャーロット」と呼ばれるリンゴのパンプディングです。これは当時の農民が作り始めました。ロシア版「シャーロット」は、19世紀の初めに、ロンドンでロシア皇帝アレクサンドル1世に仕えていたフランス人シェフ、マリー=アントワーヌ・カレームが創作しました。後にこの料理は人気となり、またババロアとサヴォイアルディ・クッキーを使わずにビスケットとリンゴで作るシンプルなパイになったようです。そして名前も「シャルロートカ」と呼ばれるようになったようです。
子どもたちは「リンゴのケーキ甘くて美味しいね!」「これ、ロシアの料理なの?!」と様々な声が聞こえました。
今年度は昨年に引き続き東京オリンピック・パラリンピック開催にちなんで、世界の料理を提供してきました。まだまだ紹介しきれていない多くの国の郷土料理があります。ぜひご家庭でも和食以外の料理を召し上がる際は「どこの国の料理なのかな?」とお子さんと話し合ってみてください!
また、簡単で且つ美味しい世界の料理を発見した際はぜひ、給食室の先生達に教えてください☆